2012年7月3日火曜日

助長と剋殺








善いことは善い、悪いことは悪いと評価することは間違いではないが、
感情の赴くままに白を黒と言いくるめたり、悪意を持って攻撃することは許されない。

人にとって大切なことは、いつも柔かみと温かみを持っていることだ。
「助長の作用」はしても、「剋殺の作用」はしてはならない。
「助長」とは読んで字の如しで、助け長ずることであり、
「剋殺」(こくさつ)とは切り刻み殺すということである。

人間の周りにある、すべての美しいもの、役に立つものには「助長」の心で接し、
けして「剋殺」の行為をしてはならない。
花は美しく笑えるように、鳥は高らかに歌えるように、馬はたくましく育つように助長してやるのが人間の努めである。

然し乍ら、観点を変えると剋殺もある意味、造化の作用として未来を切り開く変革の力にもなり得る。
国会で言えば小沢一郎先生の行動は、世の中の変革のお役に立っているとも言えなくもない。
しかしこれは生臭い国会の人間関係のみに許されることであって、美しいもの、役立つものを破壊する行為を正当化するわけにはいけない。

ある人間がいて、あることを成し遂げたいと思っている。
その目的が悪いものでない限りは「助長」の心で後押しをしてやりたい。
そうすることをやりたくなければ傍観しても良いが、絶対に邪魔をするようなことがあってはならない。







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