2012年4月17日火曜日

実用最小限の製品(MVP:Minimum Viable Product)

わたしは、これまでにアントレプレナーとして数々の事業に関わってきた。
「リーンスタートアップ」の著者エリック・リース(Eric Ries)は、
「アントレプレナーシップとはマネジメントです。」「構築、計測、学習のフィードバックループの中で学んでいくことです」と提唱する。
そして不確実なアントレプレナー達に、マネジメント(会計)基準が重要だと説く。

「アントレプレナーシップとはマネジメントです。」とは、構築、計測、学習のフィードバックループの中にこそ、夢や希望の種があると説く。
現実の不確実性の社会の中で新しいサービスや製品を世に広めようと努めている者に、
単に「何が作れるのか?」という技術的なことではなく、
「何が作られるべきなのか」そして、「それが持続可能なのか」というモノサシを提唱している。

今の時代、技術的に望むものは、ほとんどが作れてしまう。
新しいものを作ろうとして、目指したものが技術的に難しかったので失敗したのではなく、
世に望まれないものを作ってしまったから失敗したのだ。
そのようなことを結果として判った。だからこそスタートアップとはマネジメントなのだと。

スタートアップの成功は独創的なアイデアによるものではない。
アイデアが素晴らしいから成功したことよりも、もともとは平凡なアイデアから始まっていることはよくある。
それよりも、迅速に行動を起こして、早く困難や失敗に直面し、失敗から学んだことを用いて別の方法を試してみることが重要。
成功へまっすぐ進むのではなく、ジグザグの経路をたどること。
お金で解決するのでなく、スタートアップ時には経験値として積み重ねのほうが重要。

スタートアップは実験であるとすれば、その実験をできるだけ速く行って結果を出すことに務める。
そうすればもっと簡単に失敗から学ぶことができる。
測定するために実用最小限(MVP)のものを作る。これが事業の要となる。

大事なのはビジョンであり、自分たちで実用最小限の製品(MVP:Minimum Viable Product)を策定し、
これによっていかに製品やサービスの成長を早くできるのかが、アントレプレナーの指針となる。




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