牡丹餅 ぼたもち
夜 船 よぶね
御 萩 おはぎ
北 窓 きたまど
同じ品でも季節によって呼び名を変える、そんな文化が日本にはある。
ぼた餅(春)、おはぎ(秋)は季節の花から、
夜船(夏)ぼた餅は、杵臼で搗く餅(きねうすでつくもち)ではなく、炊き上げた米を鉢などで軽く搗くだけ。
お餅のようにペッタンペッタンと音が出ない。
搗く音が出ない・・・・・つき知らず・・・・・
夜に着く船は暗くてよく分からない。何時着いたか分からない。・・・・・着き知らず。
同じように、北窓(冬)も、搗く音が聞こえないことから、
搗き知らず・・・・つき知らず・・・・月知らず。
寒い冬の北窓からは月が見えないことと、
あんこの色を静謐な黒のイメージとし、夜を持ってきたと伝え聞きます。
春と秋の花のイメージ
夏と冬の風景のイメージ
季節毎に花と風景を対比させる感性に脱帽です。
キャッチコピーとはなんとも奥が深い創作活動である。
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