2011年9月6日火曜日

目高・手低

インターネットを使って商売をしていると毎年のように新技術・手法が現れる。
それらの技術を自分の商売に懸命に取り入れていると、当然のように知識が増える。
そんな当世には、ITの技術に目覚め、昔ながらの本業から離脱してしまった2代目・3代目も多い。

これからの若者に言えることは、親から受け継いできた商売で、地域の活性や周りの人との繋がりに活かしていこうと思うならば、ITの技術やEC通販は「使っていると便利」ぐらいに思っていて間違いがない。

将来一丁前の商売人になりたければ、売上も大切ですが、商品を通じて関わる人たちの温もりを知っていって欲しい。
IT社会では情報収集のレベルが従来とは格段に違う量が瞬時に入り、売上などの数値レベルは仔細なモノまで正確無比に収集可能だ。

つまり、「頭が利く(目がきく)」。この商品ならPPC広告で・ブログにアップして・顧客の嗜好は・クチコミでどうだとか、そういう商売人になっている。
それじゃ売り場に立ってみろというと、頭での知識はあるのだが、手のほうは、現場から離れてしまっていて、その自意識に苦しんでいるように見受けれる。
これを「目高・手低」と言うのだがITやシステムを駆使して売れるもんだから誰も指摘する人がいなくなってしまった。

ITの弊害とはこのようなことを言うのだろう。
しかし、IT技術がどんなに優れていても、システムエンジニアから商売人として大成するには難しいだろう。
最近、EC通販の世界に、共感=参加というキーワードが新たに現れたのは、ようやく人間の手の凄さに気づいたのかな?と思ってます。



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