2009年9月17日木曜日

38週間


人は母の胎内にて38~40週間いる。

数億個の精子が一個の卵子を目指し、そのうちの一組のカップルが一個の受精卵を作り出す。


最初は一個だった受精卵は、同じものが2つになり、4つになり、母親の胎内にいる間に数十兆個にもなる。

この間の胎内では、魚に似た形になり、爬虫類に似た形を取り、やがて哺乳類になって、徐々に人間の形につながり「オギャア」とこの世に誕生してくる。


地球に生命誕生の瞬間から今日に到るまでの約38億年の進化のドラマを、たった38週間で経験する人間とは何と素晴らしい生き物なのだろう。


いま誕生した赤ちゃんはゼロ歳でも1歳でもなく、三十八億年の歴史の結晶である。

命が尊いとは、そういう意味ではないだろうか。

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