2009年6月2日火曜日

ご褒美と罰


いいことをしたらご褒美を、
悪さをしたらお仕置きを。

犬や猫のしつけも同じ事。
ものごとを学ぶには、嬉しいことと結びつけるか、
嫌なことと関連付けるかするのが早い。
これを条件反射という。

罰とご褒美のどちらを使っても教えることは出来るが、
その効果は歴然として違う。

たとえば、罰で教えたルールはいち早く忘れてしまうのに、
ご褒美で教えたルールはずっと長く覚えている特長がある。
躾や芸を覚えさせるのに餌をもちる手法は、
犬は勿論サルやイルカ・トドなど、多彩に用いられる。
つまり、嫌なことは早く忘れ、良いことは長く覚えていると言うのは
生物に共通する一大原理なのである。

一方、人間の学習成績の結果といえば、
ご褒美より罰を使ったほうが格段に有効である。
目先の試験をパスさせる為には「鞭(ムチ)」を使って叩き込む。
しかし生涯学習は褒めて褒めて、褒めちぎるぐらいが良い。

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