才能や技量に恵まれていても、物事を完成させることが出来ない人がいる。
彼は時間を信じて完成を待つことができない。
自分が手をかけさえすれば、どんなことでも完成すると思っているのだ。
そのため、いつも中途半端な結果に終ってしまう。
仕事の遂行においても作品の制作においても、じっくりと取り組むことが肝心だ。
性急に取り組むほど早く完成するという訳ではないからだ。
したがって、物事を完成させるには、才能や技量よりも、時間による成熟を信じながら絶えず歩んでいくという気質が決定的な役割を果たすのだ。
ニーチェの言葉188
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